
よきをとり あしきをすてて 外国に おとらぬ国と なすよしもがな
よきをとり あしきをすてて 外国に おとらぬ国と なすよしもがな (よきをとりあしきをすてて とつくにに おとらぬくにと なすよしもがな)...
よきをとり あしきをすてて 外国に おとらぬ国と なすよしもがな (よきをとりあしきをすてて とつくにに おとらぬくにと なすよしもがな)...
倭は国のまほろば たたなづく青垣 山籠れる 倭し麗し (やまとは くにのまほろば たたなづく あおかき やまごもれる やまとしうるわし) ...
外つ国の 千くさの糸を かせきあけて 日本錦に おらましものを (とつくにの ちくさのいとを かせきあけて やまとにしきに おらましものを...
高き屋に 登りて見れば 煙立つ 民のかまどは にぎはひにけり (たかきやに のぼりてみれば けぶりたつ たみのかまどは にぎわいにけり) ...
ひんがしの 国のならひに 死ぬことを 誉むるは悲し 誉めざれば悪し 勇ましき 佐久間大尉と その部下は 海国うみぐにの子に たがはずて...
空蝉の 唐織り衣 なにかせん 綾も錦も 君ありてこそ (うつせみの からおりごろも なにかせん あやもにしきも きみありてこそ) 和...
惜しまじな 君と民との ためならば 身は武蔵野の 露と消ゆとも (おしまじな きみとたみとの ためならば みはむさしのの つゆときゆとも)...
しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける (しきしまのやまとごころのおおしさは ことあるときぞあらわれにける) ...
形見とて 何か残さむ 春は花 夏ほととぎす 秋はもみぢ葉 (かたみとて なにかのこさん はるははな なつほととぎす あきはもみじば) ...
君が為め みまかりにきと 世の人に 語りつきてよ 峰の松風 (きみがため みまかりにきと よのひとに かたりつぎてよ みねのまつかぜ) ...
心だに 誠の道に かないなば 祈らずとても 神や守らん (ころだにまことのみちにかないなば いのらずとてもかみやまもらん) 菅原道真...
四方の海 みなはらからと 思う世に など波風の たちさわぐらん (よものうみ みなはらからと おもうよに などなみかぜの たちさわぐらん)...
衣のたては ほころびにけり 年を経し 糸のみだれの 苦しさに (ころものたては ほころびにけり としをへし いとのみだれの くるしさに) ...
かかる時 さこそ命の 惜しからめ かねて無き身と 思ひ知らずば (かかるとき さこそいのちのおしからめ かねてなきみと おもいしらずば) ...
明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは(あすありと おもうこころの あだざくら やわにあらしの ふかぬものかは) 親鸞の...
露をだに いとふ倭の 女郎花 ふるあめりかに 袖はぬらさじ (つゆをだに いとうやまとの おみなえし ふるあめりかに そではぬらさじ) ...
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな 回文で詠まれた歌。 長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船...
散るをいとふ 世にも人にも さきがけて 散るこそ花と 吹く小夜嵐 (ちるをいとう よにもひとにもさきがけて ちるこそはなと ふくさよあらし...
世の人は われをなにとも ゆはゞいへ わがなすことは われのみぞしる (世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る) 坂本...
天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしととどめむ (あまつかぜ くものかよいじ ふきとじよ おとめのすがた しばしとどめん) ...