明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは
明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは(あすありと おもうこころの あだざくら やわにあらしの ふかぬものかは) 親鸞の...
明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは(あすありと おもうこころの あだざくら やわにあらしの ふかぬものかは) 親鸞の...
露をだに いとふ倭の 女郎花 ふるあめりかに 袖はぬらさじ (つゆをだに いとうやまとの おみなえし ふるあめりかに そではぬらさじ) ...
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな 回文で詠まれた歌。 長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船...
散るをいとふ 世にも人にも さきがけて 散るこそ花と 吹く小夜嵐 (ちるをいとう よにもひとにもさきがけて ちるこそはなと ふくさよあらし...
世の人は われをなにとも ゆはゞいへ わがなすことは われのみぞしる (世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る) 坂本...
天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしととどめむ (あまつかぜ くものかよいじ ふきとじよ おとめのすがた しばしとどめん) ...
為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり (なせばなる なさねばならぬ なにごとも ならぬはひとの なさぬなりけり...
人多き 人の中にも 人ぞなき 人になれ人 人になせ人 弘法大師・空海の歌とされる。(『松翁道話』にみえる岩波文庫では、p.32) ...
生没年不詳。源義経の妾。磯禅師(いそのぜんじ)の娘で、もと京都の白拍子であった。義経が京都堀川第で兄頼朝の刺客土佐房昌俊(とさのぼうしょ...
しきしまの やまとごころを 人とはば 朝日ににほふ 山さくら花 (しきしまの やまとごころを ひととわば あさひににおう やまさくらばな)...
目にみえぬ 神にむかひて はぢざるは 人の心の まことなりけり 明治天皇の詠んだ歌(御製)。 目に見えない神にむかって恥じること...
何事の おわしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる (なにごとの おわしますかは しらねども かたじけなさに なみだこぼるる)...
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし (よのなかに たえてさくらの なかりせば はるのこころは のどけからまし) ...
親思ふ こころにまさる 親ごころ けふの音づれ 何ときくらむ (おやおもう こころにまさる おやごころ きょうのおとずれ なんときくらん)...
帰らじと 思ひ定めし 旅なれば ひとしほぬるる 涙松かな (かえらじと おもいさだめし たびなれば ひとしおぬるる なみだまつかな) ...
君が住む 宿のこずゑの ゆくゆくと 隠るるまでに かへり見しかな (きみがすむ やどのこずえの ゆくゆくと かくるるまでに かえりみしかな...
東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春を忘るな (こちふかば においおこせよ うめのはな あるじなしとて はるをわするな)...
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば (このよをば わがよとぞおもう もちづきの かけたることも なしとおもへ...
勅なれば いともかしこし うぐひすの 宿はと問はば いかが答へむ (ちょくなれば いともかしこし うぐいすの やどはととわば いかがこたえ...
分け登る 麓の道は多けれど 同じ高嶺の 月を見るかな (わけのぼる ふもとのみちは おおけれど おなじたかねの つきをみるかな) ま...