たなつもの 百の木草も 天照す 日の大神の 恵えてこそ
(たなつもの もものきぐさも あまてらす ひのおおかみの めぐみえてこそ)
本居宣長が詠んだ和歌(『玉鉾百首』)。
(筆者意訳)
米(穀物)やそのほか種々の収穫物が得られるのも天照大神(あまてらすおおみかみ)のお蔭である。
朝宵に もの食うごとに 豊受けの 神の恵みを 思え世の人
(あさよいに ものくうごとに とようけの かみのめぐみを おもえよのひと)
本居宣長が詠んだ和歌(『玉鉾百首』)。
(筆者意訳)
朝晩の食事のたびに豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)の恵みに感謝せよ。
※豊宇気毘売神―『古事記』にみられる食物・穀物を司る女神。