引回し・引き回し・引廻し・引き廻し(ひきまわし)
1 引き回すこと。
2 あれこれ世話をやいたり指導したりして、面倒をみること。
「お引回しを願う」
3 江戸時代、見せしめのために斬罪 (ざんざい) 以上の重刑に付加した刑。処刑前に、罪人を縛って馬に乗せ、罪状を紙幟 (かみのぼり) に書いて、犯罪地や罪人の住所付近を引き回した。
市中引き回し・市中引き廻し(しちゅうひきまわし)
江戸時代の日本で行われた刑で、死刑囚を馬に乗せ、罪状を書いた捨札等と共に刑場まで公開で連行していく制度。
※「引回し」3、「市中引き回し」を罪人を縄で縛って馬で引きずる刑罰だと思っている人がいるが、間違い。(時代劇の描写に由来か)