つゆとをち つゆときへにし わがみかな なにわの事も ゆめの又ゆめ
つゆとをち つゆときへにし わがみかな なにわの事も ゆめの又ゆめ (露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢) ...
つゆとをち つゆときへにし わがみかな なにわの事も ゆめの又ゆめ (露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢) ...
形見とて 何か残さむ 春は花 夏ほととぎす 秋はもみぢ葉 (かたみとて なにかのこさん はるははな なつほととぎす あきはもみじば) ...
君が為め みまかりにきと 世の人に 語りつきてよ 峰の松風 (きみがため みまかりにきと よのひとに かたりつぎてよ みねのまつかぜ) ...
かかる時 さこそ命の 惜しからめ かねて無き身と 思ひ知らずば (かかるとき さこそいのちのおしからめ かねてなきみと おもいしらずば) ...
散る桜 残る桜も 散る桜(ちるさくらのこるさくらもちるさくら) 江戸時代後期の曹洞宗の僧侶・良寛の時世の句と言われる。 いま散っ...
散るをいとふ 世にも人にも さきがけて 散るこそ花と 吹く小夜嵐 (ちるをいとう よにもひとにもさきがけて ちるこそはなと ふくさよあらし...
浮世の月 見過しにけり 末二年(うきよのつき みすごしにけり すえにねん) 井原西鶴の辞世の句。 前書 人間五十年の究り、それ...
旅に病で夢は枯野をかけ廻る(たびにやんで ゆめはかれのをかけめぐる) 松尾芭蕉が亡くなる4日前の病中で詠んだ生前最後の句。辞世として詠...
あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし (あらたのし おもいははるる みはすつる うきよのつきに かかるくもなし) ...
おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり 高杉晋作の詠んだ歌。下の句は、高杉の看病をしていた歌人の野村望東尼...
願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月の頃 (ねがわくは はなのしたにて はるしなん そのきさらぎの もちづきのころ) ...
つひに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを (ついにゆく みちとはかねて ききしかど きのうきょうとは おもわざりし...
身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂 (みはたとい むさしののべに くちぬとも とどめおかまし やまとだましい) ...
風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとかせん (かぜさそう はなよりもなお われはまた はるのなごりを いかにとかせん) ...
散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ 人も人なれ (ちりぬべき ときしりてこそ よのなかの はなもはななれ ひともひとなれ) ...