不肖(ふしょう)
[1]
1 親や師匠に似ないで、愚かな・こと(さま)。「不肖の子」「不肖の弟子」
2 愚かなこと。才能のないこと。また、そのさま。「不肖ながら」「身不肖といえど」
[2]
一人称。自分のことをへりくだっていう語。わたくし。
「不肖未熟ながら力一杯やる覚悟です」
[1]1と[2]の混同が見られる。[2]は、へりくだった言い方だが、[1]1は、自分が言う場合、自分は立派だ(その自分に似ていない)という意味になってしまう。これを謙譲の表現として使っている例が見られる。
肖る(にる)