正鵠を射る(せいこくをいる)
物事の急所・要点を正しくおさえる。正鵠を得る。正鵠を失わず。
「正鵠を射た意見」
的を射る(まとをいる)
うまく目標に当てる。転じて、うまく要点をつかむ。
「的を射た批評」
的を得る(まとをえる)
「的を射る」に同じ。
※「的を得る」は、記載されていない辞書も多い。「当を得る」との混同で誤りとするものもある。
『三省堂国語辞典 第7版』では、それまで誤りとしていたが、改めた。
飯間浩明氏(『三省堂国語辞典』編集委員)のツイートより引用。
『三省堂国語辞典』第7版では、従来「誤用」とされていることばを再検証した。「◆的を得る」は「的を射る」の誤り、と従来書いていたけれど、撤回し、おわび申し上げます。「当を得る・要領を得る・時宜を得る」と同様、「得る」は「うまく捉える」の意だと結論しました。詳細は「得る」の項を。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) December 15, 2013