「ご利用できます」「ご乗車できません」「お持ち帰りできます」等は、誤用。これらは、謙譲語の「ご(お)~できる」(の可能を表す言い方)を尊敬語として使っているので、誤り。
尊敬語の「ご(お)~になる」の可能表現である「ご(お)~になれる」を使うのが正しい用法。
つまり、「ご利用になれます」「ご乗車になれません」「お持ち帰りになれません」。
ところで、「ご利用ができます」「ご乗車はできません」「お持ち帰りができます」などと助詞を加えて言えば正しい言い方になる。非常にややこしい、と共に上述の誤用はある意味で自然な誤用なので、一般化してゆくと筆者は思っている。