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コノテーション

コノテーション(connotation)

(仏)コノタシオン。
1 言外の意味。含意。含蓄。[対]デノテーション。
2 論理学で、内包。[対]デノテーション。
3 言語学用語。「共示」と訳される。二次的意味。暗示的意味。
特定共時文化内において認められ、辞書に登録されている語の最大公約数的な意味をデノテーション denotation「外示」というのに対し、語が喚起する個人的・情感的・状況的な意味をさす。たとえば、ナチス全盛時代にいわれた「ユダヤ人はユダヤ人だ」という表現において、最初の「ユダヤ人」は「ユダヤ民族に属する人」というデノテーションであり、2つ目の「ユダヤ人」は当時の反ユダヤ主義が生み出した「けちで不正直な人間」というコノテーションである。
「バラ」という記号が、バラ科の植物一般を示すものとして用いられるとき、その意味はデノテーションされているが、その記号によって、例えば「愛」や「情熱」などの象徴的意味が付随して理解される場合には、その意味はコノテーションとして示される。

デノテーション(denotation)

ディノテーション。(仏)デノタシオン。
1 言語の一般的、顕在的な意味。言葉の文字どおりの意味。
2 論理学で、外延。
3 言語学用語。「外示」と訳される。一次的意味。明示的意味。(※コノテーション3を参照)

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