水に落ちた犬は打て(みずにおちたいぬはうて)
打落水狗。既に打ち負かされたがまだ降参していない悪人(敵)を更に追い打ちをかけてやっつける。
池に落ちた犬はたたけ(いけにおちたいぬはたたけ)
池に落ちて弱っている犬に、追い打ちをかけてたたくように、最後まで手加減せずに徹底して攻撃することのたとえ。
※中国に元々「不打落水狗」(水に落ちた狗はうつな)ということわざがあり、それを魯迅が逆にして言った、という情報がネット上に見られるが、筆者が調べたかぎり「不打落水狗」ということわざは見当たらない。魯迅がこのような表現をしたのは事実のようである。(「「フェアプレイ」はまだ早い」(「フェアプレイ」は早すぎる」)『魯迅評論集』(岩波文庫)『魯迅作品集3』(筑摩叢書)に所収。)