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綸言汗の如し

綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)

(「漢書」劉向伝から)
天子の言葉は、出た汗が体内に戻らないように、一度口から出れば取り消すことができない。

※上記のような意なので、「綸言汗の如しで、私は釈明はしません」などのように使うのは間違い(適当でない)。(自分を天子(や君主)と言っていることになる)

綸言(りんげん)

(「礼記」緇衣から。「綸」は組み糸。天子の口から出るときは糸のように細い言葉が、下に達するときは組み糸のように太くなる意)
天子の言葉。天皇の仰せごと。みことのり。

綸旨(りんじ)

(綸言の旨の意。「りんし」とも)
1 天子などの命令。また、その内容。綸命。
2 蔵人(くろうど)が天皇の命を奉じて出す奉書形式の文書。平安中期以後に多く出され、料紙は多く薄墨色の宿紙(しゅくし)を用いた。

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