煉金・錬金（れんきん）
1（煉金）鉱石を溶かして金を精製すること。また、その金。
2 卑金属をねり鍛えて金を製造すること。実際には不可能。比喩的にも用いる。
錬金術（れんきんじゅつ）
1 紀元1世紀ごろ以前にエジプトに始まり、アラビアを経てヨーロッパに広がった、卑金属を貴金属（特に黄金）に変成させようとした試み、研究。さらに不老不死の仙薬を得ることができるとされ、呪術的性格をもった。科学としては誤りであったが、多くの化学的知識が蓄積され、近代化学成立の基礎資料となった。アルケミー（alchemy）。
2 転じて、ありふれたもの、値打ちのないものを貴重なものに作り変えるという術。
3（「金」を「かね」と意識して）お金・財産を生み出す特別な方法。また、非常に貴重なものを作り出す方法。「必ず儲かるという錬金術はない」