アガペー(ギリシャ)
神の、人間に対する自発的、無条件的絶対愛。新約聖書の中でのイエス=キリストの受難と復活に象徴的に示される愛。エロスと区別される。
エロス、エロース(ギリシャ)
[1]
ギリシャ神話で、愛の神。アフロディテの子。ローマ神話のクピド(キューピッド)またはアモルにあたる。恋の弓矢を持つ幼児の姿で表されることが多い。
[2]
1 特定の人に対する、性愛としての愛。愛欲。
2 プラトン哲学で、真善美へのあこがれという純化された衝動。
3 フロイトの用語。性本能・自己保存本能を含む生の本能をさす。[対]タナトス
フィリア(ギリシャ)
「愛」「友情」「親愛」を意味するギリシア語。アリストテレスの倫理学において特に強調される愛の形式で,共通の価値や目標を核として成立し,法律的制約の介在する必要のない自発的相互的な親愛関係を意味する。
ストルゲー(ギリシャ)
親の子孫に対する愛や、子の親に対する愛のような、自然ないし本能的な愛情を指す。