日和る(ひよる)
(名詞「ひより(日和)」の動詞化)
日和見をする。また一般に、積極的にかかわらないで傍観する。
「日和って体制側につく」「日和ってないで少しは手伝え」
ヒヨる
(俗語)恐れる。怖がる。ビビる。
日和見(ひよりみ)
1 物事のなりゆきを見て、有利な方につこうとすること。洞ヶ峠。
2 天候のようすを見ること。
洞ヶ峠(ほらがとうげ)
1 京都府八幡市と大阪府枚方 (ひらかた) 市との境にある峠。標高約70メートル。天正10年(1582)の山崎の戦いで、明智光秀が軍を進め、筒井順慶 (つついじゅんけい) に加勢を求めたところ。順慶は兵を動かさなかったが、のちに、ここで戦いを観望し、有利なほうに味方しようとしたと誤って伝えられた。
2(1の筒井順慶の故事から)有利なほうにつこうと形勢をうかがうこと。日和見 (ひよりみ) 。
「洞ヶ峠をきめ込む」