旅に病で夢は枯野をかけ廻る 2020/6/21 言葉 辞世 旅に病で夢は枯野をかけ廻る(たびにやんで ゆめはかれのをかけめぐる) 松尾芭蕉が亡くなる4日前の病中で詠んだ生前最後の句。辞世として詠んだものではないので、厳密には辞世の句ではないが、実質的にはそうなので、そのように流布している。 (大意) 旅の途中で病み、見るのはあちこちと枯野原を駆け回る夢(ばかり)だ。