染みる・沁みる・浸みる・滲みる・凍みる(しみる)
(染) 色やしみがつく。悪い影響を受ける。ほか、広く用いる。
「色が染みる」「染みを抜く」「悪習に染みる」「垢(あか)染みる」「汗染みる」「所帯染みる」
(沁) 液体が入って痛む。心にしみじみと感じる。
「薬が傷に沁みる」「煙が目に沁みる」「浮世の風が身に沁みる」「情が心に沁みる」
(浸) 液体がじわじわとしみこむ。
「こぼした水が畳に浸みる」「雨水が畑に浸みこむ」
(滲) 液体が少しずつしみこむ。「浸みる」とほぼ同じ。(しみ出る場合は「滲みる」と書くことが多い)
(凍) 物がこおる。こおるほど冷たく感じる。
「道路が凍みる」「凍み豆腐」「凍みる夜」