あら楽し思ひは晴るる身は捨つる浮世の月にかかる雲なし 2019/12/15 2023/12/16 言葉 辞世 あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし (あらたのし おもいははるる みはすつる うきよのつきに かかるくもなし) 「あら楽し」は、「あら楽や」とも。 大石内蔵助の辞世とされている歌。ただし、辞世ではないという意見もある。また、そもそもこの歌が大石のものではないとの意見もある。 何と楽しいことか。思いを晴らして死んでゆくというのは。月に雲がかかっていないように晴れ晴れとした心地である。 覚悟した ほどにはぬれぬ 時雨かな こちらが辞世とも言われている。