白河の清きに魚のすみかねてもとの濁りの田沼こひしき 2019/11/11 言葉 狂歌 白河の 清きに魚の すみかねて もとの濁りの 田沼こひしき (しらかわの きよきにうおの すみかねて もとのにごりの たぬまこいしき) 白河は清すぎて餌になるものがいなく魚には住みにくい、もと住んでいた濁った(餌もあった)田や沼が恋しい。 松平定信の厳しい倹約の改革(寛政の改革)を風刺している。白河は定信の領地。 倹約などが厳しく今の生活は窮屈だ。その前の、田沼意次の多少の不正はあっても自由で景気がよかった時代が恋しいものだ。