マジック情報(Magic Messages)
第2次世界大戦の開戦前後、アメリカが解読した日本の秘密暗号電報のこと。
アメリカは、戦争の勃発にそなえ、陸海軍協力して日本の暗号の解読と暗号解読機の製作に努めていたが、1940年9月ほぼ完全に解読に成功、アメリカ本国、ハワイ、フィリピン、アリューシャン、上海に日本の暗号電報の傍受網を張りめぐらした。その結果、日本の南進決定や対米開戦決意など、外交秘密電報、軍事指令電報などは、すべてアメリカにつつぬけとなった。ミッドウェー攻撃計画や山本五十六連合艦隊司令長官の行動計画なども、ほぼ正確に解読され、アメリカの待伏せ作戦の役に立ったといわれる。