閻浮(えんぶ)
1「閻浮提 (えんぶだい) 」の略。
2「閻浮樹 (えんぶじゅ) 」の略。
閻浮提(えんぶだい)
((梵)Jambu-dvīpaの音写)
仏教の世界観で、人間世界のこと。この世。現世。世界の中心である須弥山 (しゅみせん) の四方にある大陸のうち、南方にあり、閻浮樹が生えているとされ、もとはインドをさした。閻浮洲 (えんぶしゅう) 。南閻浮提。南贍部洲 (なんせんぶしゅう) 。
閻浮樹(えんぶじゅ)
閻浮提の雪山 (せっせん) の北、香酔山 (こうすいせん) 南麓の無熱池 (むねっち) のほとりに大森林をなすという大木。