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呉音

呉音(ごおん)

古く日本に入った漢字音の一。もと、和音とよばれていたが、平安中期以後、呉音ともよばれるようになった。北方系の漢音に対して南方系であるといわれる。仏教関係の語などに多く用いられる。例:行灯(あんどん)、男女(なんにょ)、建立(こんりゅう)など。

漢音(かんおん)

日本における漢字音の一。平安時代の初めごろまでに、遣唐使・留学僧などにより伝えられた、唐の首都長安の北方標準音に基づくもの。呉音・唐音などに対していう。

唐音(とうおん)

1 日本における漢字音の一。狭義には、江戸時代に、長崎を通じて伝えられた、中国、明から清の初期の中国語の発音によるもの。禅僧・長崎通事・貿易商などによって伝えられた。広義には、江戸時代以前から広まった宋音をも含めた「唐宋音」をいう。とういん。
例:暖簾(のれん)、行脚(あんぎゃ)、箪笥(たんす)など。
2 一般に、中国語または中国語音のこと。

宋音(そうおん)

「唐音」に同じ。

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