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牛を搏つ虻は以て虱を破るべからず

牛を搏つ虻は以て虱を破るべからず
(うしをうつあぶは もってしらみをやぶるべからず)

(「史記‐項羽本紀」)
牛を打つほどのアブでも、シラミを殺すことはできない。小さくても堅固なものは破ることがむずかしい。
牛の虻(ぼう)を搏つも、以って蟣蝨(きしつ)を破るべからず。

*「史記」の「搏牛之蝱」を「牛の蝱を搏つも」と読んで、牛にたかっているアブは、毛の外にいるから手で打つことができるが、シラミは毛の中に隠れているから打つことができない、という意に解する説もある。
(外敵よりも内部の敵のほうが厄介だというような意とも解する)

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