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DNA

DNA(ディーエヌエー)

デオキシリボ核酸。核酸の一つで、デオキシリボヌクレオチドが多数重合したもの。遺伝子の本体で、主として細胞核中に存在し、細胞分裂の際に複製される。ただし、DNAすべてが遺伝情報をもつわけではない。遺伝情報をもっているDNAの一部(領域)のことを遺伝子(gene(ジーン))という。
デオキシリボースとリン酸からなる2本の鎖がらせんを巻き、その内部に塩基が水素結合による対を作って、いわゆる二重らせん構造を示す。含有する塩基はアデニン(Aと略記)、グアニン(G)、チミン(T)、シトシン(C)の4種で、これらの塩基の配列によってタンパク質のアミノ酸配列が決定される。

ゲノム

「遺伝情報の全体・総体」を意味するドイツ語由来の語。

本来の定義では、1個の配偶子に存在する染色体の1組、ないしはこの1組の染色体に含まれる遺伝子全体をさす(ウィンクラーH.Winkler,1920)。
分子生物学の立場からは、特定の生物の全遺伝情報。ある生物を規定しているDNAの全塩基配列で、すべての遺伝子の集合。個々の遺伝子(gene(ジーン))とは区別する。

遺伝子(いでんし)

染色体中に一定の順序で配列されて各々一つずつの遺伝形質を決定し、両親から子孫へ、細胞から細胞へと伝えられる因子。遺伝子の本体は DNA (一部のウイルスでは RNA )であり、そのヌクレオチドの塩基の配列順序の一定の部分によって特定の形質を発現したり、調節したりする情報が伝えられる。遺伝因子。

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