祭文(さいもん)
1 祭の際に神仏に告げることば。独特の節をつけて読む。祭詞。祝詞(のりと)。さいぶん。
2 門付(かどづ)け芸。神仏に祈願する時の文章が、信仰を離れて娯楽本位となり歌謡化したもの。鎌倉時代以後、山伏が錫杖(しゃくじょう)や法螺貝を伴奏にして全国に広め、のちに門付け芸の一つとなった。歌祭文。元祿(1688-1704)になると、三味線を伴奏にして心中事件などを直ちによみこんだ歌祭文が流行し、浄瑠璃に大きな影響を与えた。明治以後は浪花節(なにわぶし)に発展。
祭文(さいもん)
1 祭の際に神仏に告げることば。独特の節をつけて読む。祭詞。祝詞(のりと)。さいぶん。
2 門付(かどづ)け芸。神仏に祈願する時の文章が、信仰を離れて娯楽本位となり歌謡化したもの。鎌倉時代以後、山伏が錫杖(しゃくじょう)や法螺貝を伴奏にして全国に広め、のちに門付け芸の一つとなった。歌祭文。元祿(1688-1704)になると、三味線を伴奏にして心中事件などを直ちによみこんだ歌祭文が流行し、浄瑠璃に大きな影響を与えた。明治以後は浪花節(なにわぶし)に発展。