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人間到る処青山あり

人間到る処青山あり
(じんかん いたるところ せいざんあり)

(幕末の僧、釋月性(しゃく・げっしょう)の「清狂遺稿」による)
人はどこで死んでも青山(=墳墓の地)とする所はある。故郷を出て大いに活躍すべきである、との意。 人間青山。
「人間」は「にんげん」とも読む。

将東遊題壁詩

男兒立志出郷關
學若無成不復還
埋骨何期墳墓地
人間到処有青山

將(まさ)に東遊せんとして壁に題す

男児志を立て郷関(キョウカン)を出ず
学(ガク)若し成る無くんば復た還らず
骨を埋(うず)むる何ぞ墳墓の地を期せん
人間到る処青山あり

男たるべき者、志を立てて故郷を出たからには、学問を修めることが出来なかったら、二度と戻ってはこない。
骨を埋めるのは、どうして故郷の地であることを望もうか。
世の中、いたるところに死に場所とすべき青山はあるのだ。

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