熨斗・熨(のし)
1「火熨斗(ひのし)」の略。炭火の熱でしわをのばす器具。
2「熨斗鮑(のしあわび)」の略。
3 2の形式化したもの。紅白の色紙を折り、熨斗鮑に模した黄色い紙を入れて進物に添える。印刷したものや「のし」と書いて代用するものもある。「菓子折に熨斗を添える」
熨斗つけて返す(のしをつけてかえす)
祝いの意を表す熨斗をわざわざ添えて返上すること。願ったり叶ったり、といった様子で返上すること。皮肉の意味を込めて用いることもある。熨斗をつけて返す。
「こんな物を貰ってもありがた迷惑だ。熨斗つけて返したい」