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禅定

禅定(ぜんじょう)

1(「禅」と「定」の合成語。dhyāna の訳語であるが、また、dhyāna を音訳した「禅那」を略した「禅」を「定」と合成したもので、「定」はもとsamādhi の訳語で、心を一つの対象に注いで、心の散乱をしずめるのが「定」、その上で、対象を正しくはっきりとらえて考えるのが「禅」)
仏語。仏道修行の一つで、三学・六波羅蜜の一つ。心を一点に集中し、雑念を退け、絶対の境地に達するための瞑想。心を統一して静かに対象を観察し、思索して真理を悟ること。坐禅によって無念無想になること。
2(高い山が信仰登山の対象となったところから)高い山の頂上をいう。霊山の頂上。
3 禅定門の略。

禅定門(ぜんじょうもん)

仏語。在家の男子で、仏門に入り剃髪している者。転じて、男子の死者の戒名(かいみょう)に与えられる称号。禅門。禅定。

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