糟粕(そうはく)
1 酒のかす。酒のおり。
2 よいところを取り去った残り。かす。また、精神の抜けたもの、役にたたないもののたとえ。
糟粕を嘗める(そうはくをなめる)
先人のまねをするだけで、独創性のないことのたとえ。少しも新しい意見を言わず、ただ古人の説を繰り返すだけである。
古人の糟粕を嘗める(こじんのそうはくをなめる)
古人の説に頼るだけで、自分の意見のないことをたとえていう語。また、昔の聖人のつくりあげたものの形式にばかりこだわって、その精神を忘れ、昔の人から、少しも進歩しないことをたとえていう語。古人の涎(よだれ)を嘗める。古人の唾(つばき)を嘗める。